ポーカー始めた人の日記

ポーカーを始めた人の日記です。

日記②

日記ほどパーソナルではなく、かといってブログほど商業的でもなく、何かの説明や方法を公開しているというわけでもない。独白のような、しかしそれよりかは淡々としているような、そんな文章を書きたいとおもい、キーボードを叩いている。

 

ポーカーで失敗した時、ハンド履歴を見ながら、自分自身が失敗したその時間を往復している。良い調子でポーカーをすることができても、ほんの一瞬の気の緩み、肉体の緊張で、ゲームの中でそれまでに築き上げてきたものは崩れ去ってしまうのだなと思っている。そのハンドの前までは上手にプレイできていても、プレイできているが故に、その次のハンドでミスをしやすくなってしまう。

 

ポーカーをやればやるほどに、自分の弱さを見つけることができる。その弱さをなくそうと、強くなろうとするのは、弱い人間のエゴだろうか。自分の中にあるそうした弱さこそが、本当に大事なものであるような気もするし、生きて行く上で邪魔にしかならないもののようにも感じる。

 

ふと、矛盾しているようだけど、真の強さとは、強さとか弱さという軸から離れたところにあるものなのかな、と思った。強いとか弱いという縦軸の中におさめることは、やはりどこか歪な捉え方であるような気もする。何かを求めてしまったらその時点で、それは与えられることのないものになってしまうのかもしれない。強さを求めずに強くなれたらいいなと、さっき思った。